転職 2017.12.21

転職が決まった!転職前に医師が準備しておくべきこと

転職が決まった!転職前に医師が準備しておくべきこと

退職するには事前の準備が重要です。退職の意志を伝えた時に病院側が1回で快諾してくれるケースはほとんど無いと言ってもよいでしょう。 そこで、今回は転職する前に医師が準備しておくことをテーマに、転職を進めていく際のポイントや失敗しないための注意点などについて解説していきます。また転職先が決まった後の退職準備についてもご紹介していきます。 医師にとっても病院側にとってもいい形で話が進められるようにポイントをおさえておきましょう。

医師の転職は事前準備が大切!

一般企業に勤める会社員と違い、医師の転職は少し複雑で、退職するまでに長い期間を要する場合も珍しいことではありません。そんな中でトラブルなく転職を実現するためには、医師と病院側の両方が納得する形で退職できるように話し合いをすることや、転職する準備がとても重要です。 医師の転職の場合は、転職活動を始めてから退職するまでに短くとも2~3ヶ月、余裕をみて6ヶ月~1年ほどはかかることも多いです。また、1度の話し合いで退職を了承してもらえることが難しいこともあり、早い段階から準備をすすめておく必要があります。 また、転職することを決めたとしても、その後の段取りをスムーズに進められる準備ができていなければトラブルに発展してしまうなど、いい形で新しいスタートを切ることができません。転職することが決まったら、まず退職するまでの段取りと準備を確認し確実に進めていく必要があります。 ここから転職先の決定から退職までの流れを解説していきます。

まずは転職先を探すことから始める

転職することを決めたら、まずは転職先を探すことからはじめていくことになります。知人紹介などのケースは別として、多くの場合は人材紹介会社に登録して、自分の希望する条件に合った求人を探すことからスタートします。 具体的には求人を掲載している病院の情報収集をし、実際に応募して面接を受けるという流れになります。ただ、自分に合った求人などはコンサルタントのヒアリング内容を元に紹介してもらうことができますが、そこから書類審査や面談などを経て採用となるため、すぐに転職先が決まるワケではありません。 転職活動の期間としてはだいたい3ヶ月ほどは余裕をみておくようにしましょう。

転職時期や退職についてはコンサルタントに相談

転職先が無事決まって考えるのは「今勤務している病院の退職時期と新しく勤務する病院の開始日のタイミングをどうするか」についてです。 たとえ転職先が決まったとしても、医師の場合は退職を申し出てからすぐに退職できることはまずありません。退職する話を直属の先輩医師に伝えてから、少なくても2~3ヶ月はかかるとみておくべきです。 責任者との話し合いや引き止められた場合など考えると、それ以上かかってしまう場合もあります。急に辞めるとなれば現在勤務している病院の他の医師の混乱を招きますし、退職時期をずらすとなれば、転職先の病院へ迷惑をかけることになってしまいます。 そのため、どちらにも迷惑がかからないようにするには、早い時期から退職準備と転職活動を並行して進めていき、退職時期も調整する必要があるのです。退職するタイミングは両方の病院の状況にもよるので、人材紹介会社経由での転職の場合はコンサルタントと相談しながら時期を調整してもらうようにしましょう。 また、退職する意思については、転職先が決まってからでも遅くはありませんが、転職先を探し始めた頃から少しずつ話をしておくことをおすすめします。 このように転職先を探す期間だけでも2~3ヶ月はかかるので、退職する準備等も含めると半年から1年前には少なくとも転職することを明確にしておく必要があります。転職するための自己分析や転職理由については、早いうちから少しずつ考えながら確実に準備を進めていくようにしましょう。

転職先が決定したら退職準備を始める!

転職先の病院が決まったら退職する準備を進めていくことになります。転職が決まったからと言ってすぐに退職できるワケではなく、病院側に報告・退職届の提出・業務の引き継ぎなどやらなければならないことはたくさんあります。 また、事務的な準備だけでなく、退職を申し出るタイミングや話をする際の注意点など円満退職をするための準備も必要となってきます。

退職する話はどのタイミングで伝えるのがベストか?

退職を考えていること自体は、転職先を探している段階で先輩医師の耳に入れておく方がよいでしょう。自分の中では退職することを決めていたとしても、いざ話をすると「残ってくれないか…」と引き止められることもありますし、ボーナス支給前になるとタイミングをずらすことも考える必要があります。 退職時期が曖昧になってしまえば転職先にもマイナスな影響を与えてしまいますので、退職すると決めた時点で直属の先輩医師などには前もって相談しておくようにしましょう。 退職準備の具体的な流れについては次のようになります。

まずは直属の先輩医師に退職の相談をする

退職することを決めたらまずは直属の先輩医師に相談しましょう。最初から責任者に相談をするのではなく、直属の上司に話したうえで正式に上長に話を持っていくという順番となります。 ただ、話をする際は退職するかどうかを相談するのではなく、退職するタイミングや今後の業務の引き継ぎなど、退職の進め方を相談するようにしてください。 この時、引き止められるケースが多いのですが、曖昧な返事をしてしまったり 話を後回しにしてしまったりすると、退職するタイミングを失ってしまう場合もあるので、明確な意思を示すようにします。 正式な退職の申し出をするまでは、相談するのは先輩医師までに留めておき、同僚医師などに話すことは控えた方がよいでしょう。病院内で噂が広まってしまえば動揺や混乱を招きかねないため、正式に退職することが決まってから周りには伝えることをおすすめします。 また退職理由を聞かれた際には、病院側にとってマイナスな理由を伝えるのではなく、「キャリアップやステップアップをしたい」など前向きな理由を述べるようにしてください。

正式に退職を申し出る

退職希望日の1ヶ月前を目安と考えて正式に退職願を提出するようにしましょう。そのため、退職に関する話は最低でも想定している1ヶ月前には責任者に認めてもらう必要があります。 また、 病院によって退職届の有無に違いがありますので、退職の話がまとまった時点で病院側に確認をしてください。 いきなり相談なしに退職願を提出するのは、病院側とのトラブルを招く可能性もあり、円満退職からは遠い形となってしまいますので、必ず直属の先輩医師への相談や人事責任者の承諾を得た段階で退職願を申し出るようにしましょう。

業務等の引き継ぎを行う

正式に退職することが決まれば、今、行っている業務を他の医師に引き継ぐ必要があります。仕事内容や患者の引き継ぎなどの時間は十分に確保するようにしましょう 。また、業務以外にも患者や他の医師への挨拶などもしなければなりません。 このように引き継ぎの期間も必要となるため、最低でも1ヶ月前には退職願を提出するようにしてください。

転職が決まって円満に退職するためには

転職先が決定した後、まず大事にすべきことは今の病院を円満退職することです。医師の世界は決して広いとは言えませんので、悪い辞め方をしてしまえば噂はすぐに広まってしまいます。今後キャリアを積んでいく中で、影響が出てしまう可能性もないとは言えません。 自身にとっても退職する病院にとっても、前向きな決断と言えるような話し合いを進め円満退職を目指しましょう。

早いうちから退職の時期を決めておく

円満退職を考えるのであれば、早いうちから退職時期を決めておくことは大切です。先ほども話した通り、転職すると決めてから退職するまで短くても3ヶ月から6ヶ月、長ければ1年程度時間がかかります。 そのため、転職の意思がある程度固まった段階で先に相談をすることをおすすめします。また、人事の変動やボーナスなどの時期も考えると、なおさら早い段階で転職する時期を決めておくことも大切です。

引き止められても強い意思は曲げないこと

退職することを伝えた際に、引き止めにあうことは悪いことではありませんが、そこで転職することを考えなおしてしまうと退職のタイミングを失ってしまいます。 引き止められられたとしても 自分の意思を曲げないことが大切です。ただし、強引に進めるのではなく、あくまで丁寧に慎重に進めていくようにしましょう。

医師の退職は余裕をもった事前準備が大切!

今回お話したように、転職が決まったからと言って、今の病院をかんたんに退職できるワケではありません。退職する意思を固めたのであれば、転職先を探す時期や退職の話し合いをする時期などトータルで考えて、余裕を持ったスケジュールを考えるようにしましょう。