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転職 2017.12.21

知らなきゃ損!医師の退職理由の伝え方

知らなきゃ損!医師の退職理由の伝え方

転職先が決まり、退職したいと思っても実際はなかなか簡単には辞めることができません。病院側から解決策を提案されて「なんとか残ってくれないか」と引き止めにあうことも、人材不足が深刻化している医師の場合は少なくないのです。 また、無理に押し切って退職したとしても円満退職とは言えないため、新天地で気持ちよくスタートを切れなくなってしまいます。 今回は、ぜひ知っておいて欲しい医師の退職理由の伝え方についてご紹介していきます。退職理由を伝える際のポイントや確実に退職を進めるための準備などについて、詳しく解説していきます。

退職理由を伝える際に避けたい内容とは?

退職理由を伝える際は伝え方が重要となります。退職理由の伝え方1つで「それならこちらで改善できるので辞めないでほしい」と引き止めやすい状況になってしまうこともあります。 ここでは退職理由を伝える際に避けた方がいい例をいくつかまとめました。

人間関係への不満

正直なところ医師の転職理由として、人間関係の不満を挙げる人はかなりの割合にのぼります。しかし、人間関係の問題はどの病院で勤務したとしてもあり得ることで、上司に伝えた際に「こちらで改善できるように対処するから残って欲しい」と引き止められる理由になってしまいます。 また「そのようなことは他の病院でもあるよ」「そんなことで辞めるのか」と話を聞いてもらえないケースも考えられますので、人間関係が理由であったとしても他の伝え方を考えましょう。

給与面に対する不満

給与に対する不満も人間関係への不満と同じく、解決策を提示される可能性があります。 ただ、実際には改善されたとしても、業務的な負担が増える可能性もあり、一度は退職を思いとどまったとしても、その後再び退職を考えることになった際に辞めづらくなります。 また、他にも有給取得や休暇に関する不満なども同様で、あらゆる提案で引き止められる可能性があります。 このように、病院側に対する不満が原因で退職を考えていることを伝えても、良好な関係で退職の話を進めることは難しいと言えます。退職することを気持ちよく了承してもらうためには、病院側への不満ではなく「自分がさらに成長したいから」と前向きな退職理由を伝えるようにしましょう。

まずはどうして退職したいのか改めて考えること

大切なのは「自分はどうして退職したいのか」という理由を明確にすることです。そのためには退職理由を伝える前に改めて自分の気持ちとじっくり向き合う必要があります。転職を希望する医師の多くが人間関係や給与面の理由を挙げていますが、さらに具体的に理由を深堀していく必要があります。 退職理由について再度考え、より具体的にすることで、「退職することで本当に解決できることなのか」や「どういった職場を選ぶといいのか」など転職先選びにも役立ってきます。 また、退職したい理由が自分の中で明確になっていなければ、転職先を探す際の面接などでうまく伝えることができず、いざ上司に報告するとなった際もはっきりとした意思表示ができなくなってしまいます。 本来「何が理由で退職を考えているのか」が明確でなければ、転職したとしても同じ問題で悩んでしまうことになるかもしれません。病院側に納得してもらえるような円満退職を目指すのであれば、まずは自身が考える退職理由について再度向き合ってみてください。

退職理由を伝える場合のポイント

退職する際に、上司がその上の責任者に対して退職理由を伝えなければなりません。退職理由を伝える場合は、次のようなポイントを押さえて伝えるようにしましょう。

前向きな退職理由を伝えること

病院を退職する理由として給与面や人間関係、労働環境などが原因であるケースが多いのですが、 たとえそうだとしてもネガティブな理由を話すことは控えましょう。病院側としては不満を伝えられた状態では円満に送り出す気持ちにはなれません。 また、話がこじれてトラブルに発展してしまう場合もありますので、言葉を選ぶ必要があります。 退職理由を伝える際は自分の理由を押し通すのではなく、前向きな理由を伝えるようにしましょう。 例えば「 医師としてさらに成長したい」「 あるいは 他の病院を見て自分の知識の幅を広げたい」 などステップアップのための転職であることは 病院側も 後押ししたいという気持ちを持ってくれるかもしれません。 また、前述したようにネガティブな理由で退職すると言った場合、「 その理由なら改善できる」 などと返って引き止められることもあります。感情に任せて転職を決めたのではないかと、余計な心配を煽ってしまう可能性もあるため、 前向きな退職理由に明確な目標や退職して次に進みたい理由を具体的に伝えられるようにしましょう。

退職する意思を明確にして伝えること

あらゆる話で引き止められることも十分あり得るので、 退職を申し出る際は強い気持ちがなければなりません。そのために退職する意思を強く持って上司や責任者に対し明確に伝えられるようにしてください。 実際の話として「 退職の話をするのに何回も話す時間を確保したが、その度に話を流されて時間がかかった」 というケースが非常に多いのです。もし、何度も話すチャンスを流されたとしても粘り強く伝えることが大切です。 また、あまりに話が進まない状況で、すでに転職先が決まって退職日を決める段階まで来ているのであれば 、そのことを伝えることも方法の一つです。 すでに他の病院への転職が決まっていれば、病院側としては認めざるを得ませんので、スムーズに話が進む可能性が高いでしょう。

嘘の退職理由は絶対にNG!

先ほど「前向きな退職理由を伝える」のところで、マイナスな退職理由は避けることについてお話しましたが、それ以外に嘘の退職理由を伝えることは絶対にやめましょう。 具体的な例としては「体調が悪いので退職させて欲しい」「両親が亡くなった」「結婚することになった」など起こりうることだけれど事実ではない理由を並べることです。嘘をついても、必ずどこかで事実ではないことがわかってしまいます。医師の人間関係は病院内だけではないので、転職するのであればなおさらすぐにわかってしまう可能性も考えられます。 また、嘘が発覚した場合、まず円満退職することは難しくなり、退職するまでも肩身の狭い思いをすることになります。退職理由の伝え方は工夫する必要はありますが、 発覚してその後の関係性に悪影響となるような嘘はつかないことをオススメします。

引き止められることを想定しておく

どれだけ強い意思があったとしても、1度は必ず引き止められると考えておいた方が良いでしょう。医師不足で悩む病院が多い中、一人辞めた後の人材確保はとても難しいことが想定されるため、引き止められることは仕方ありません。 そのため、引き止められることを想定して、退職することを納得してもらえるような理由を予め考えておきましょう。「引き止められることはそれだけ医師として高い評価をしてもらえている」と捉えた上で、前向きに退職の話を進められるように考えましょう。

退職するタイミングも重要!

退職理由の伝え方に加えてもう1つ重要なのが退職するタイミングです。 円満退職するためには、できるだけ病院に迷惑のかからない時期を考えて、退職の話を進めて行く必要があります。特に忙しい時期に退職の話をしたり、直前になって相談なしに退職する意思を伝えるなど間違ったタイミングで話をすると、円満退職は難しくなり、場合によっては、退職すること自体難しくなってしまうことも考えられます。 退職の話をする場合は、病院側の負担も考えた上で、早いうちに行動を開始しておくようにしましょう。正式に退職する意向を示す(退職願の提出など)のは1ヶ月前が目安となりますが、話し合いや退職することが決まってからの業務引き継ぎの期間も想定すれば3ヶ月~6ヶ月は少なくともかかると考えておきましょう。 またボーナス支給時期に退社を考えている場合ですが、支給後すぐに退職することはあまりイメージがよくありません。そのような場合も退職時期をずらしたり、事前に相談したりして円満な形で納得してもらえるようにしましょう。

転職先を探しながら退職の準備も進めておく

一番いいのは 転職先が決まってから退職する意思を伝えることです。しかし、転職先が決まってからすぐに退職できるわけではないため、早いうちから準備する必要があります。できれば転職活動しながら、同時に退職する準備も並行して進めるようにしてください。 例えば、最初は引き止められることも想定しておいて上司に 退職することを考えている相談したり、同じ病院で過去に退職し、他の病院へ転職した医師を紹介してもらい、円満に退職する方法を聞いたりして、確実に退職の準備を進められるように情報収集しておきましょう。

退職理由の伝え方を工夫して前向きな退職を!

今回お話したように、退職する際は退職理由の伝え方がとても重要となります。退職意思が明確で、転職先が決まっていたとしても、伝え方を間違えれば悪い評価を受けたり、引き止められたことに対して断れなくなったりすることもあり得ます。 今回紹介したポイントを取り入れながら、病院側に前向きな形で納得してもらえるような退職理由を伝える工夫してみてください。