転職 2018.06.06

長く勤められる医療機関の選び方

長く勤められる医療機関の選び方

医師という職業は他の職業に比べて、転職回数がデメリットになりにくい傾向があります。よりよい就業環境やキャリアアップのできる環境を求めて転職することは悪いことではありません。むしろ、現状に強い不満を持っているなら、積極的に環境を変えることもよいでしょう。けれども転職とは労力と時間が掛かるものですし、1つの医療機関で長く勤めた方が退職金や生活の安定などを考えても良い点もあります。そこで、 「長く勤められる職場を選ぶためにはどのようにしたらよいのか」について、詳しくご説明していきます。

条件に妥協しない

第一に重要なのは、「条件に妥協しない」ということです。現在勤めている医療機関から転職をしたいと考えているからには、何らかの原因があるはずです。それは給与だったり、人間関係だったり、労働時間だったり、担当する症例だったりと様々です。そこで、「なぜ自分は転職をしたいのか」ということをはっきりさせることがとても重要です。

漠然と不満を感じている程度で転職をしてしまうと、結局は次の医療機関でもすぐに似たような不満を感じてしまい、短い期間で転職を繰り返しやすくなります。まずは、現在の仕事のどういう点に不満を持っているのか、自分自身が原因であるなら、次の職場ではどう改善してどう働きたいのか、ということをはっきりさせるようにしましょう。

原因を絞ったところで、現在の医療機関に対する一番の不満を考えてみましょう。例えば、最初はそこまで残業をする予定ではなかったのに、急な人手不足により仕事を頼まれてしまう、そしてその結果過重労働になり心身ともに疲れ果てていく、といったケースでは、労働条件がより良い職場に転職をしたほうが自分の心身を守ることに繋がります。

まずは、今後の職場において絶対に改善させたいポイントを考え、次に、条件面において出来れば叶えたいというポイントを3~5個程度考えてみます。収入を現在よりも高くしたい、子育てをしているので時短勤務できるところや院内保育があるところ、専門医が取得できるところ、などです。

絶対に改善したいポイントと出来れば叶えたいポイントの内、複数を満たす職場に勤めることができれば、自分にとってメリットが多いので就業期間はおのずと長くなっていくでしょう。

大きい医療機関で働くメリット

医師それぞれで、どのような病院で働きたいかは好みや適性があります。しかし長く勤めることを重視するのであれば、大学病院や国公立の総合病院などの大きい病院で勤めることも選択肢の一つとなります。大きい病院は就業規則や福利厚生、人員配置などがしっかりとしていて、極端な過重労働などがあまりない状態であることが多いからです。休みも取りやすく、専門医取得が可能なところがほとんどのため、様々なニーズを満たすことができると言えるでしょう。

また、大きい病院で長く勤めれば勤めるほど、出世のチャンスも広がります。出世したいかどうかは別にして役職がつけば手当なども増え、社会的地位や収入面が向上します。

ただ、大きい病院は医師やそのほかの医療従事者の人数が多く、複雑な人間関係があります。現在、人間関係にわずらわしさを感じている人は適していないかもしれません。

口コミも参考にしてみましょう

1つの医療機関に長く勤められるかどうかは、その医療機関の雰囲気も大きなポイントといえるでしょう。そのため、入職を希望する医療機関で働いている医師の口コミはとても重要です。実際の雰囲気や労働条件、人間関係などに関する生の声を聞くことは、長く勤められる職場を探す上で非常に重要です。

希望する医療機関で働いている医師の口コミを聞くことが難しい場合は、人材紹介会社を活用すると、病院とのかけ橋になってくれるので、実際にどんな就業条件なのか、どんな雰囲気なのか、辞めてしまう人はどのような理由で辞めてしまうのか、などといったことも教えてもらえることもあります。その人材紹介会社を利用してその医療機関に入職した医師がいれば、リアルタイムで生の声を聞くことができる場合もあります。長く勤められる職場を見つけるためには、確実に力になってくれる人に協力をお願いするのも一つの手です。