転職 2019.08.14

転職回数が多いと不利になることもある?医師の転職事情

転職回数が多いと不利になることもある?医師の転職事情

一般企業に勤めるサラリーマンの場合、転職回数が多くなればなるほど市場価値は落ちていきます。サラリーマンの転職は生涯で2-3度が限度と言われるくらいで、それを越してしまうとキャリアアップを目的した転職は難しくなっていくでしょう。と言うのも、企業の多くが人材を採用する時に、転職回数と同じ企業に長く勤められる能力を重視しているのです。

では、医師はどうでしょうか?医師の転職事情について解説していきます。

1:医師は転職が多い職業

実は、他の職業と比べると、医師は転職の多い職業です。2017年度 賃金構造基本統計調査によると、一般労働者の平均年齢は43.3歳・平均勤続年数は13.5年となっています。対して、医師の平均年齢は42.1歳・平均勤続年数は5.3年となっています。単純な計算ですが、医師は一般労働者より3倍弱は転職している計算になります。

もし機会があれば、同僚など周りの医師に転職回数について聞いてみるのもよいでしょう。30代で2-3回も転職している医師は珍しくないはずです。医師の転職回数が多くなる理由は、以下が考えられます。

給与面の不満

医師は高給ですが、それだけに激務な職業でもあります。残業、当直、オンコールは当たり前で、割の良い仕事かと聞かれたら良いとは即答できないでしょう。働いている時間が多いのに報酬が少ない…というのはよく聞く不満です。

キャリアアップ

医師としてキャリアアップを目指す場合、より多くの臨床を経験するために違う病院への転職が必要になることもあります。市中病院よりも設備の整った大学病院のほうが、より高度な症例を経験できる可能性が高く、医師としてのキャリアを高めることができるでしょう。

ライフステージの変化

結婚、妊娠、出産により、一度退職せざるを得ない場合もあります。託児所や保育園がある病院もありますが、全国的に普及してはいません。女性医師の場合、子育てがひと段落した後に、数年間のブランクがある状態で再就職することもあるでしょう。

人間関係

どんな職業でもそうですが、人間関係を理由に転職を決める医師もいます。医療にはチームワークが必要なため、コミュニケーションが取りにくい環境などではストレスを感じることもあります。

2:転職回数と医師の転職

医師は転職の多い職業です。では、一般労働者と同じように、転職回数が多くなればなるほど、キャリアアップを目的とした転職は難しくなっていくのでしょうか?答えは、「ノー」です。医師は、転職回数が多くても、転職に不利になることが少ない職業となっています。

理由のひとつに、日本全国で医師不足であることが挙げられます。都市部では充足していますが、地方では不足している病院が多くあるのです。診療科によっては、都市部でも不足していることもあり、常に売り手市場であると言えるでしょう。医師は病院に在籍しているだけでキャリアが高まります。と言うのも、症例の経験数が、そのまま医師としての実績となるからです。たとえ給与面の不満が理由だとしても、病院を変えるということは新しい症例を経験できることに繋がるため、あくまでもキャリアアップを目的とした転職だと捉えてもらえることができるでしょう。

また、何より医師の場合、実力がものを言うのです。転職回数が多くても、難しい症例の経験が多いなど、どの病院でも欲しがられる人材ならば高額でオファーされます。目立った実績がなくても、医師として長く働いているだけで一定の信頼になるため、転職回数が多くても働いている年数が長ければ問題にならないことがほとんどです。専門医、指導医、認定医などの資格を持っていればなおさらでしょう。

ただし、何事にも例外はあります。特殊な例ですが、古い体質の病院では、転職回数の多さがネックとなることもあるでしょう。また、大学病院など厳しい規律がある職場の場合、転職回数が多いだけで出世コースから外されてしまうこともあるそうです。

とは言え、基本的に医師という職業は、転職回数の多さで不利になることは少ないと言えるでしょう。働き辛さを感じているならば、思い切って転職するという選択をするのも良いと思います。いざ情報を集めてみると、不満を解消した上で、給与も上がる職場に出会えることも珍しくありません。

仕事で思い悩むなら、まずは転職エージェントに相談しましょう。きっと、より良い職場に巡り合えます。

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