転職 2019.10.01

常勤?非常勤?あなたの希望や理想にあった働き方とは

常勤?非常勤?あなたの希望や理想にあった働き方とは

近年医学部が増設されたように、医師数を増やす施策が取られています。都市部はともかくとして、地方ではいまだに医師不足が問題となっており、医療の格差が生じているためです。このように全国としては医師不足の傾向にあるため、医師という働き方は激務になりがちです。しかし医師もある程度働き方を選べるようになってきました。余裕をもって働くか、しっかりと技術を磨くためにしっかり働くか、常勤医と非常勤医の働き方を見ていきましょう。

1:常勤医の場合

週4日から5日、大学病院や市中病院などの同じ病院で働く医師のことを常勤医と言います。一般的なサラリーマンとして考えると正社員のようなものです。最近では週3日程度でも常勤医として勤務が可能な病院も増えています。病院にもよりますが、常勤医は基本的に忙しいものと考えてよいでしょう。残業が生じることもありますし、当直やオンコールが発生することもあります。また夜間の外来などは、専門の診療科では無くても任されることもあります。医師の激務が新聞などのメディアで報じられることがありますが、ほとんどの場合で常勤医の働き方のことと言えるでしょう。もちろん、どの病院でも必ず激務になるわけではなく、ワークライフバランスを取ることを重視している病院もあります。また医師数が充足している大学病院などでは、過度な勤務をすることは少ないです。

医師として経験を積み技術を磨くには、常勤医として働くことが必要不可欠です。専門医を取得するには同じ病院で週に一定の時間、勤務する必要があります。後述する非常勤医の場合、同じ病院で一定の時間勤務することが難しいので、専門医の取得・維持が非常に難しくなります。同じ病院で様々な症例を経験することで、医師としての経験も積むことができます。常勤医として働いている以上、知らない症例や未経験の症例を拒否することはできません。しかし指導してくれる上級医も存在しているため、フォローを前提に挑戦することができます。

また、常勤医は正社員の働き方に似ているため、雇用が安定していることがメリットです。非常勤医の場合だと常勤医が充足すると、雇用が打ち切られる可能性があります。しかし常勤医の場合は雇用を打ち切られることは稀で、生活を安定させることができます。国民年金だけではなく厚生年金にも加入することになるため、老後の保障も手厚くなります。またほとんどの病院で常勤医には退職金の規定があるため、長年勤務すれば老後のための資金がある程度溜まるでしょう。

2:非常勤医の場合

非常勤医は医師が足りていない病院で、時給もしくは日給で勤務する働き方です。正社員ではなくアルバイトとしての性質が強くなります。非常勤の求人の中では慢性的に医師が足りておらず、同じ曜日に定期的に勤務する定期非常勤という働き方もあります。

非常勤の場合は、労働時間があらかじめ契約で決められています。残業が発生することが稀で、ワークライフバランスの取れた生活を送ることができます。一般的なアルバイトのイメージだと給与が少ないと思われがちですが、医師の場合は日給で6-10万円ほどになります。診療科や地域によっては15万円の日給になることもあります。日給6万円としても週5日働けば、年収1400万円程度になる計算となります。労働はほどほどに、プライベートの時間を大切にした医師にとっておすすめの働き方と言えるでしょう。

ただし非常勤医の場合、医師としての経験や技術を高めることは難しいと言えるでしょう。対応できない症例は事前に拒否をすることができ、必ず指導をしてくれる上級医がいるとも限りません。専門医の取得と維持も難しいため、医師としてキャリアアップすることはとても難しいでしょう。

年金も国民年金のため、将来への備えは自分で行う必要があります。非常勤医に退職金を出す病院はほとんどないため、なおさら自分で資産を作っていく必要があります。また常勤医が充足すると雇用契約が打ち切られることも特徴です。給与水準自体は下手したら常勤医よりも高くなりますが、雇用が安定しているとは言いづらい働き方でしょう。とはいえ医師は不足傾向にあるので、非常勤の求人はすぐに見つかります。

常勤医・非常勤医の働き方には、それぞれメリット・デメリットがあります。どちらも医療を回していくのに必要な働き方です。自分が仕事とプライベートのどちらに重きを置いているかを考えた上で決めるとよいでしょう。

【常勤】求人検索はこちら 【非常勤】求人検索はこちら