お役立ち 2020.03.24

抗インフルエンザ薬は何を選択する?特徴や違いを解説

抗インフルエンザ薬は何を選択する?特徴や違いを解説

インフルエンザは、12月始めから徐々に流行し、1月頃にピークを迎える呼吸器感染症です。主な感染経路は飛沫感染で、人口密度が高いほど感染するリスクが高くなります。満員電車などでインフルエンザに感染した人の飛沫に触れることで、患う恐れも少なくありません。インフルエンザは、最悪の場合死亡する可能性もある病気です。その治療にはどんな薬があるのでしょうか?

インフルエンザの症状とは

インフルエンザとは、インフルエンザウイルスによって発症する呼吸器感染症です。11月や12月に見かけられるようになり、3月くらいまで流行が続きます。頭痛、高熱、関節痛、倦怠感など風邪に似た症状が現れますが、その症状は風邪よりもはるかに強いのが特徴です。たとえば、38度を超える発熱は珍しくありませんし、頭痛や関節痛も強くなりやすく身体的につらい状態が続きます。また、急激に症状が現れることも特徴で、昨日までは元気だったのにも関わらずいきなり高熱が出ることもあるでしょう。
インフルエンザウイルスは感染力が強いことも特徴です。集団感染を起こしやすく、小学校などでは学級閉鎖にまで至ることもあります。免疫力の弱い高齢者などは、重症化したり合併症として肺炎やインフルエンザ脳症を引き起こしたりすることもあるでしょう。こうしたリスクを回避するには、予防と治療が重要です。

抗インフルエンザ薬の種類とは

抗インフルエンザ薬には、『タミフル』『イナビル』『リレンザ』『ラピアクタ』『ゾフルーザ』の計5種類があります。ここでは、これらの処方薬の特徴について簡単に説明していきます。

タミフル

タミフルは、インフルエンザウイルスの増殖に必要な、「ノイラミニダーゼ」という酵素の働きを阻害する作用があります。経口薬で、粉薬やカプセル、シロップなど様々な形状があることが特徴です。安定した効果が見込めることから、世界中で使用されています。しかし、近年タミフルの副作用と思われる異常行動が発生したことから、因果関係は明確に解明されていないものの、10代への処方は控えられている傾向です。
※2018年10月からタミフルは10代へ処方可能になりました。

イナビル

イナビルは粉末状の吸入薬です。インフルエンザウイルスが増殖する気道に直接作用することで、症状の軽減効果と治療期間の短縮が見込めます。また、感染初期の使用は効果が高くなるとされており、高齢者や免疫力の弱い患者様に対して有効とされています。ただし、喘息などの気管支疾患を持っている人が使用すると症状を悪化させる可能性が。処方する場合は、慎重な判断が求められています。

リレンザ

イナビルと同じ吸入薬です。気道に直接作用することで症状の軽減が見込めます。複数回にわたり吸入する必要がありますが、気道以外にほとんど作用しないことから、副作用が少ないという特徴があります。ただし、イナビル同様に、喘息などの気管支疾患を持っている人が使用すると症状を悪化させる可能性が。処方する場合は、慎重な判断が求められています。

ラピアクタ

ラピアクタは点滴剤であるため、経口投与が困難な患者様や、吸入剤をうまく吸入できない高齢者なども使用できることが特徴です。また、何らかの疾患があり、免疫力が低下している患者様にも使用されます。

ゾフルーザ

2018年2月に承認され、3月から発売されているのがゾフルーザです。タミフルと同じく経口服用薬であり、一回の服用で治療が完結するのが口調と言えるでしょう。インフルエンザウイルスの排出までの時間も24時間と非常に短いことが特徴です。しかし、まだまだ使用歴が短い薬なので、未知の副作用や薬物耐性菌の出現の可能性は否めません。処方する場合は、慎重に判断しましょう。

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