お役立ち 2020.05.15

「スポーツドクター」とは?医師としてアスリートを支援する方法

「スポーツドクター」とは?医師としてアスリートを支援する方法

医師の仕事の基本は診療です。しかし、現在では企業内の労働者の健康管理を行う産業医、製薬会社で働くメディカルドクターなど様々な働き方も増えています。スポーツドクターも医師の新しい働き方の一つです。今回ご紹介する「スポーツドクター」とはどのような役割を果たすのでしょうか?

1:「スポーツドクター」とは?

スポーツドクターとは公益財団法人日本スポーツ協会が認定する資格です。スポーツ活動を医学の面からサポートするというのが目的で、役割としてはアスリートの健康管理、スポーツ障害の予防やその診断・治療などがあります。

スポーツドクターは医師資格を取得してから4年経過しないと取得することができず、取得のためには日本スポーツ協会が指定するカリキュラムを受ける必要があります。カリキュラムは基礎科目と応用科目があり、それぞれ25時間と27時間の受講が必要となります。資格の有効期限もあるため、比較的ハードルの高い資格なのではないでしょうか?なお、診療科によるスポーツドクター資格の取得に制限はありません。どのような診療科でも取得することができます。

資格取得後は、各種のスポーツチームに専属医として所属することもありますし、普段は整形外科医などとして働きながら、大会やイベントが開かれるときに医事の運営をすることもあります。スポーツという特性上、整形外科領域の医師が最も親和性が高いですが、内科医として栄養指導をするなど、どのような診療科でも活躍は可能です。

▼参考記事はこちら>http://www.aichi-sports.or.jp/doctor/

2:「スポーツドクター」の働き方

実は、専属でスポーツドクターをしている医師はあまり多くありません。多くの医師が本業としての仕事を別に持っており、何らかの依頼がある時にスポーツドクターとして活躍することが多いようです。例えば柔道や空手、ボクシングなどの格闘技系スポーツはその特性上、外傷が多く発生し、時には試合を続けるのが困難になる外傷が生じる場合もあります。そのようなときに試合の続行が可能かを判断し、適切な治療を行うのがスポーツドクターの役割です。

格闘技系に限らずサッカーやバスケットボールなど、他のスポーツでも身体同士の接触が起こるため、選手には外傷のリスクが伴っています。激しく動くスポーツは、関節や骨に異常が生じることもあり、そのように選手のケアや安全を維持するためにもスポーツドクターはなくてはならない存在なのです。

万が一選手に外傷が発生したとき、スポーツドクターとして重要なのは、ただ選手を治療することだけではありません。痛みを少なくすること、日常生活に支障を出さないこと、そしていかに選手のパフォーマンスを落とさないようにするかがスポーツドクターとしての責務なのです。人体の構造を詳しく知っていることはもちろん、競技ごとの運動特性を詳細に把握していることが重要になります。どの競技でどの部位を酷使することになり、その結果どんな外傷が起きやすいのか予測をして、それを防ぐためのアドバイスをし、パフォーマンスを落とさない治療を施すなど非常に多くの知識と経験が必要になります。

▼参考記事はこちら>https://dot.asahi.com/dot/2019081900005.html?page=1

3:「スポーツドクター」の収入とは?

実業団チームでも、よほど大きな団体でないと専属で医師を雇うことは難しく、専属のスポーツドクターとして働くのは非常に稀なことです。そのため多くの医師は本業を行いつつ、副業としてスポーツドクターの仕事をしている状態です。そのような観点からするとスポーツドクターの年収は平均年収から大きく離れることもなく一般的な医師とほぼ同じくらいと言えるでしょう。

もし専属のスポーツドクターを目指すのならば、医学部入学時点で整形外科領域に強い医局のある学部を選ぶようにしましょう。整形外科の領域を専門とすればスポーツ界とのかかわりも多くなり、実業団チームがスポーツドクターを欲しがっているという情報なども得やすくなることが考えられます。

この記事では、医師としてアスリートを支援する「スポーツドクター」について解説しました。
医師としてスポーツに貢献したいという志がある方は、ぜひ参考にしてください。

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