医師が加入できる「保険医年金」。加入資格は満何歳まで?

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公開日:2022.12.14

医師が加入できる「保険医年金」。加入資格は満何歳まで?

医師が加入できる「保険医年金」。加入資格は満何歳まで?

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    「保険医年金」は、保険医協会・保険医会の会員であれば満74歳(増口は79歳)まで任意加入できる医師・歯科医のための拠出型企業年金です。

    保険料の払込方法は、1口1万円から30口30万円まで増やせる「月払」と、1口50万円から40口2千万円までまとめて積み増せる「一時払」の2種類があります。収入に応じて無理せず月払から始めて、余裕ができた頃に月払の増口や一時払いの積み増しを検討するのが良いでしょう。

    大きな特徴は、加入後5年経過すると何歳からでも受給を開始できることで、遅くとも80歳までには受給を開始します。受取方法は、受取時に分割(確定年金)か一括(一時金)かを選択します。死亡しても遺族が受給を継続できるのもポイントです。

    また、解約についてもライフプランに合わせて柔軟に対応しています。いざというときの出費には1口単位で減口でき、また払込の中断や再開も自由自在です。減口して受け取る一部解約返戻金も、脱退して受け取る全部解約返戻金にも手数料はかかりません

    なお、予定利率1.140%(2022年7月1日から適用)を最低保証している点は魅力的です。高利率で複利運用されるため、少額でも若いうちから長期運用すると良いでしょう。

    毎年決算時に積立金が確定し、運用結果によって配当があれば積立金に上乗せされます。予定利率が途中で変更された場合でも、原則積立金は削減されません。生命保険契約者保護機構(※1)の対象であるため、破綻時には契約者が保護される点も安心です。

    ※1 ...破綻時のセーフティーネット
    ▼詳しくは以下を参照

    医師向けの私的年金としては、ほかにも日本医師会による医師年金(※2)があります。医師年金の保険料は生命保険料控除の対象外ですが、保険医年金の保険料は対象になるため節税効果があります。勤務医の老後資産を形成する方法の一つとして、加入を検討してみると良いでしょう。

    ※2 ...64歳6か月未満の日医会員であれば加入できる医師向けの年金制度
    ▼詳しくは以下を参照

    重要POINT

    ・「保険医年金」は、保険医協会・保険医会の会員であれば満74歳まで任意加入できる

    ・加入後5年経過すると、何歳からでも受給を開始できる

    ・保険医年金の保険料は生命保険控除の対象になるため節税効果が期待できる

    長沼 満美愛

    監修者:長沼 満美愛

    ファイナンシャルプランナーCFP(R)・1級FP技能士

    神戸女学院大学卒業後、損害保険会社に就職。積立・年金・介護など長期保険に特化した業務を担当。そのあと、FP協会相談室の相談員として従事。現在、大学・資格の学校TAC・オンスク.JPにて資格講座の講師として活動するかたわら、セミナー講師や執筆も手がける。『あてるFP技能士1級』(TAC出版)を執筆。毎日新聞「終活Q&A」・みずほ銀行WEBサイトコラム寄稿。毎日新聞生活の窓口相談員。塾講師・家庭教師の豊富な経験を活かして、「誰でも分かるセミナー講師」・「親身なFP個別相談」をめざす。

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