転職 2021.01.07

これで失敗しない!医師の非常勤先(アルバイト先)の選び方

これで失敗しない!医師の非常勤先(アルバイト先)の選び方

医師免許取得後、初期研修医期間を終えると、非常勤としてアルバイトができるようになります。常勤先の研究日や休日、夜間、大学院生なら研究の合間になど。なかには常勤先を持たずにアルバイトで生計をたてているフリーランス医師もいるでしょう。

診療科目や時間帯、時間単価など条件は募集している医療機関の形態によって様々で、定期非常勤、スポットバイトなどアルバイトの形態によっても違いがあります。

では、新たに非常勤としてアルバイト先を探すときには、どのようなことに注意したらよいでしょうか。この記事では、非常勤先の種類や探す際にはずせないポイント、選び方について解説していきます。

非常勤先を探す前に整理しておくこと

非常勤先を探す前に整理しておくこと

アルバイトを探すときのポイントとして、何を目的とするのかは非常勤先を選ぶうえでとても大切です。たとえば、収入アップのためにアルバイトをしたいのか、本業ではできない経験をするためにアルバイトをしたいのかなど。これらの目的によって、あなたにふさわしいアルバイト先は変わってきます。

目的がはっきりしたら、次は希望の条件を整理しましょう。たとえば、曜日固定などで定期的に働きたいのか、スポットがいいのか。さらに、忙しさなどの労働環境の希望や具体的にどのような経験を積みたいのかなど、実現可能な範囲でできるだけ具体的に希望の条件を整理しておくとスムーズです。

選ぶときには、収入と勤務内容の兼ね合いが非常勤先選びの成功・失敗のカギを握ります。つまり、自分がもっとも優先したいポイントを抑えて職場を選択することが大切なのです

医師の非常勤先とは?種類や特徴を解説!

非常勤先を探す前に整理しておくこと

ここでは、非常勤先には実際にどのような種類があるのかを見ていきましょう。

外来診療

初診も担当する内科外来などは、求人数も多く比較的探しやすい案件です。また、専門外来ではコンスタントに外来通院される患者さまが多いため、定期非常勤での案件が多い傾向にあるでしょう。

医療機関によって電子カルテが違う、システムが異なることなどがあるため、スポットで入るときには早めに到着してオリエンテーションをうける必要があります

病棟管理

比較的病状が落ち着いている患者さまが多い病棟では、非常勤医が病棟指示をだしていることがあります。自身に専門科がある場合には、該当する専門科の困りごとについて相談されることもあるかもしれません。

当直

救急車が何台もくる当直バイトもあれば、呼ばれても救急処置などは行わない寝当直もあります。ただし、寝当直でも病棟患者にトラブルがあれば呼ばれることがあるので覚えておきましょう。

夜間の外来患者や救急対応がある病院でも検査の幅に制限がつく場合の報酬は、救急対応がひっきりなしに来る病院と比べると安くなる傾向にあります。また、GWや正月などの大型連休は普段の報酬の1.5倍程度になるところや、救急車を受け入れている医療機関では救急車1台につき、さらに入院1人につきインセンティブを設けているところも。当直で非常勤先を探す際には、事前に確認してみるとよいでしょう。

内視鏡検査

内視鏡検査の非常勤医は、消化器科の医師が担うことが多い業務です。病院・クリニックでの内視鏡検査はもちろんのこと、健診などの業務を行うこともあります。

通常の内視鏡業務では半日で4~6件程度、健診業務では半日で10件程度を担うことが多いでしょう。内視鏡業務は報酬の時間単価は比較的高額であるケースがほとんどですが、半日の募集が多いため1日フルで働きたい場合には別の非常勤を組み合わせる必要がでてきます

健診・巡回健診・婦人科検診

健診業務は、診療科関係なく携わることができる業務です。診察問診が健診業務の基本ですが、そのほかにも直腸診や乳房触診、結果説明、胸部胃部レントゲン読影、心電図読影などが行われることも。また、診察件数が多い場合や胸部胃部レントゲン読影業務がある場合などは、単価が高めに設定される傾向にあります。婦人科検診は産婦人科に従事している方が担うのが大半で、専門性が必要となってくるため単価は通常よりも高めに設定されている場合が多いでしょう。

大体の健診業務では、勤務の予定時間よりも受付終了時間が早く、患者さまの診察が終わった時点で帰宅することが可能です。半日(午前中のみ)、1日の募集があるのでライフスタイルに合わせて決めるとよいでしょう

訪問診療

現在、需要が拡大している訪問診療にも、非常勤の募集があります。事務員または看護師が同行し、施設や個人宅などをまわります。訪問診療の場合は1日での募集が多い傾向にありますが、予定件数の訪問が終われば予定時刻前に終了となることも。これからますます需要が高まっていく地域医療について学べる環境が揃っているのも大きな特徴でしょう。

自由診療

美容皮膚科やAGA診療、脂肪吸引などの自由診療も、非常勤で勤めることができます。美容形成などは手術のスキルが必要になるため、常勤での勤務が求められることがほとんどですが、問診や薬の処方のみであれば非常勤での募集があります。保険診療の医療機関に比べ、夜間診療や休日診療であるケースが多いのが特徴といえるでしょう。

透析

透析施設によって2部、3部で透析を回しているため、半日~1日、夜間の時間帯に募集していることも少なくありません。祝日も関係なく透析施設は稼働しているため、定期非常勤で勤める場合には注意が必要です。業務自体が忙しくなることは少ないですが、透析患者は突然急変するリスクもあるため、急変時の対応が生じる可能性もあります。また、透析中の患者さまを回診し、処方箋の発行なども行います。

上記で説明した非常勤の業務では、一般的な相場として時給10,000〜15,000円程度、日給で80,000円程度の報酬で設定されている場合が多いと言われています。しかし、勤務する時間や仕事内容、診療科目、地域などにも左右されるため、年収アップなどの目的でアルバイトを考えている場合は、医師専門のコンサルタントに相談してみると希望の職場を見つけやすくなるでしょう。

非常勤先の探し方にはどんな方法がある?

非常勤先の探し方にはどんな方法がある?

ここでは、医師が非常勤を探す一般的なルートを4つご紹介していきます。それぞれの希望に合った職場を探すために、どの探し方が有効なのか確認しておきましょう。

①医局からの紹介

大学病院に所属している場合、大体は医局の斡旋により自動的に決まることが多いでしょう。基本的には研究日に定期非常勤に行くことが大半ですが、それ以外にも当直バイトや病院の休日バイトの案件などは医局内部で回していることもあります。

②知人や友人からの紹介

医療界で仕事をしていると、少しずつ医師同士の人脈も広がっていきます。同僚だけでなく、知り合いの先生などから声がかかることもあるでしょう。この場合、定期非常勤もあれば、学会の間だけのスポットバイトなどもあります。

③医療機関に直接問い合わせる

働きたい医療機関が決まっている場合には、直接問い合わせるのがもっとも効率的でしょう。医療機関のサイトに求人が載っていない場合でも、非常勤医を探していることはあります。ただし、その場合には自身で条件の交渉をしなくてはいけないことに注意してください。

④医師向けの人材会社を活用する

医師専門の人材会社を利用するのも選択肢の一つです。専任の担当者が、個人にあった仕事先を探してくれるので、他のルートと比べて多くの選択肢の中から案件を選べます。条件の交渉なども専任コンサルタントに依頼できる点もメリットになるでしょう。

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非常勤先を選ぶときのポイントまとめ

非常勤先を選ぶときのポイントまとめ

ではここで、非常勤先の選び方についてまとめます。

①アルバイトをする目的を設定する

冒頭でも解説したとおり、非常勤先を選ぶときにはまず「非常勤をする目的」を明確にしておくことが大切です。たとえば、以下のような目的が考えられるでしょう。

  • 空いている時間で収入アップを狙いたい
  • 常勤先とはまた違ったスキルを身につけられる職場で経験を積みたい
  • 自身の専門科の知見をさらに深めたい など
  • ②目的を達成するための条件を洗い出す

    では次に、目的を果たすために希望したい条件について洗い出します。以下に、考慮すべきポイントについてお伝えします。

  • 勤務地までの交通の便や所要時間
  • 定期非常勤orスポット
  • 時間帯
  • 日給/時給
  • 業務内容
  • 自分に合った職場を探す・選ぶ

    自身が非常勤先に求めるものを優先順位をたてて選んでいくことが望ましいでしょう。とくに非常勤をすることに目的を持っている場合には、希望に叶う職場を見つけたいもの。しかし、自分ひとりで探すには時間も労力もかかるため限界があります。

    多くの求人のなかから希望の条件に沿った勤務先を探したいときには、医師専門のコンサルタント会社を活用するのがおすすめです。条件に合う勤務先を探すだけでなく、過去の事例などを交えながらアドバイスを受けられ、条件交渉なども代行してもらえます。

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    ドクタービジョンでは、先生のこれまでのご経験やスキル、ご希望の諸条件を尊重した上で、ご納得いただけるような医療機関を無料でご紹介させていただきます。応募の際は、必要となる各種書類作成のアドバイス、面接の日程調整から条件交渉までコンサルタントがサポートいたします。お気軽にご相談ください。

    自分に合った非常勤先を選び、医師としてのキャリアを確立しよう

    この記事では、非常勤先(アルバイト先)の選び方について解説しました。医師の9割以上はアルバイト経験があるといいますが、その目的は一人ひとり違います。

    スポットバイトや定期非常勤などの働き方は、いつもと違う医療機関で異なった業務にあたり、新しい知見や経験が積める貴重なもの

    なかには常勤での所属がなく、非常勤のみで生計をたてている方もいらっしゃるほどです。業務内容、条件なども大切ですが、何よりも自分にとって働きやすい非常勤先をみつけられるといいですね。

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