お子さんを私立中高一貫校に通わせた場合の学習費総額は?

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公開日:2022.06.21

お子さんを私立中高一貫校に通わせた場合の学習費総額は?

お子さんを私立中高一貫校に通わせた場合の学習費総額は?

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    文部科学省のデータによると、私立中高一貫校にお子さんを通わせた場合の平均学習費は6年間で総額およそ714万円です。なお、この金額には補助学習費(自宅学習や学習塾・家庭教師などの経費)も含まれています。また、6年間にかかった平均の補助学習費はおよそ124.5万円です。

    これらを考慮すると、リアルな私立中高一貫校6年間の教育費は、以下のように見積もれます。

    学校への納付金など590万円(714万円ー124万円)+補助学習費

    お子さんの医学部への進学を視野に入れている場合は、医学部専門の予備校・コースを選択したり、教科別に塾を掛け持ちしたりと、補助学習費がより高くなる傾向があります。そのため、1年間の授業料として、100~300万円程度を目安に追加で準備しておくと安心でしょう。

    なお、塾代は半期にまとめて支払うケースが多く、家計から捻出しようとすると苦しくなります。そのため、大学進学準備金としてお子さんが小さい頃から計画的に積み立てておきましょう。

    重要POINT

    • ・私立中高一貫校にお子さんを通わせた場合の平均学習費は6年間で総額およそ714万円
    • ・医学部進学を視野に入れているなら、お子さんが小さい頃から「大学進学準備金」を計画的に積み立てる

    長沼 満美愛

    監修者:長沼 満美愛

    ファイナンシャルプランナーCFP(R)・1級FP技能士
    神戸女学院大学卒業後、損害保険会社に就職。積立・年金・介護など長期保険に特化した業務を担当。そのあと、FP協会相談室の相談員として従事。現在、大学・資格の学校TAC・オンスク.JPにて資格講座の講師として活動するかたわら、セミナー講師や執筆も手がける。『あてるFP技能士1級』(TAC出版)を執筆。毎日新聞「終活Q&A」・みずほ銀行WEBサイトコラム寄稿。毎日新聞生活の窓口相談員。塾講師・家庭教師の豊富な経験を活かして、「誰でも分かるセミナー講師」・「親身なFP個別相談」をめざす。

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