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給与 公開日:2021.09.21

産婦人科医の平均年収は?仕事内容や働き方についても詳しく解説

産婦人科医の平均年収は?仕事内容や働き方についても詳しく解説

産婦人科は妊娠・出産や女性特有の疾患を扱う診療科です。当直・オンコールが多く激務な点と訴訟リスクの高さから、深刻な医師不足が続いています。しかし、生命誕生の瞬間に立ち会える、女性医師の割合が高く女性が働きやすい、平均年収が高い、外科と内科の両方の要素があるなど、数多くの魅力があふれる診療科です。

この記事では、産婦人科医の年収や仕事内容、働き方などについて詳しく解説していきます。

産婦人科医の平均年収

産婦人科医の平均年収

産婦人科医の平均年収は1,744万円で、美容皮膚科に次ぐ高さです(※)。

産婦人科医の仕事は、妊娠・出産を管理する「産科」と女性特有の疾患の治療・予防などを行う「婦人科」に分かれます。産科のみで見ると平均年収が一番高い美容外科の2,181万円に次ぐ1,978万円ですが、婦人科のみでは1,606万円です(※)。

開業医になると年収を大幅に上げられますが、産科も行うとなると十分なスタッフが必要なため、人件費は高くなります。婦人科のみの場合でも、開業資金として5,000万円以上は必要とされます。開業の選択は慎重に行い、計画的な準備が欠かせません。

※2020年10月時点のドクタービジョン掲載求人をもとに平均値を算出しています

産婦人科医の仕事内容

産婦人科医の仕事内容

「産科」と「婦人科」、それぞれの仕事内容について見ていきましょう。

産科

産科で扱う領域は周産期です。妊娠の判定から出産に至るまで、妊婦検診・指導や胎児の管理を行います。分娩時は必要に応じて、分娩誘発、陣痛促進、帝王切開、会陰切開を行い、母体と胎児の命を守らなければなりません。2人の命がかかっていることから、技術力や体力、精神力、判断力など、幅広いスキルが求められます。

婦人科

婦人科で治療するのは、子宮頸がんや子宮体がん、卵巣がん、子宮筋腫から、更年期障害、月経困難症、子宮内膜症、性感染症まで、女性特有の様々な疾患です。そのほかに、婦人科検診やブライダルチェック、緊急避妊、不妊治療なども婦人科が扱う領域です。内科と外科の両方の知識を活かして、幅広い年代の女性の心と体の健康をサポートします。

医療業界における人手不足の状況は今後も続く見込みであることから、年齢と経験を着実に積むと、転職で年収を上げやすい診療科でしょう。

産婦人科医の働き方

産婦人科医の働き方

仕事にやりがいがあり、平均年収も高い産婦人科医。勤務先が病院かクリニックかによって働き方は変わってきます。

大学病院や総合病院では、ハイリスク妊娠の管理や腫瘍の治療など、扱う症例が多いことから専門性を高めることが可能です。一方で当直やオンコールが多く、常勤か非常勤かにもよりますが、仕事中心の生活に傾きやすいでしょう。とはいえ、出産や育児と両立している病院勤務の産婦人科医は男女ともに多く、家族の協力や病院の理解があれば結婚や出産などのライフイベントを充実させることができます。

クリニックは小規模であるため、一人ひとりの患者さまとじっくり向き合うことができます。病院と比較して、扱う疾患の幅は狭くなりますが、ワークライフバランスを整えやすいといえるでしょう。手術は行わず、婦人科検診や薬物療法、ピル処方が中心のクリニックは残業がほとんどない場合が多く、常勤でもプライベートの時間が確保できるため、仕事と育児の両立がしやすい環境にあります。

年収については病院ごとにばらつきがありますが、民間病院は年収1,000万以上になる場合が多いです。一方でクリニックは二極化傾向にあるのが現状。年収だけではなく仕事の強度や診療スタイルなど、様々な面から自分に合う働き方をみつけましょう。

転職時のチェックポイント

転職時のチェックポイント

産婦人科医で、今より高い年収を望む方には転職が近道です。ここでは、産婦人科医が転職する際に確認したいポイントについて紹介します。

ワークライフバランス

産婦人科医は多くの医療機関で不足しており、激務になる傾向にあります。当直の有無や産後の復職支援、育児に対するサポート体制、院内保育園の有無などについて、細かく確認しておくことが大切です。産科であれば、医師数と年間の分娩件数から労働環境について大まかに把握できるでしょう。

分娩や手術を行わない婦人科クリニックや不妊治療専門クリニックは、一般的に当直・オンコール・残業は少ないとされています。不妊治療専門クリニックは、残業はほとんどなく年収は高いため、とくに高い人気があります。働きやすいクリニックは求人が出ても早く埋まるため、求人情報のこまめなチェックが必要です。

勤務地

病院は基本的に年収が高く、仕事の強度は高いものの経験値を上げることができます。一方で、クリニックは高年収を求める場合は注意が必要なものの、幅広い年代の患者さま一人ひとりと距離が近く、丁寧な診察が可能です。ただし扱う症例が限られる点には注意しましょう。緊急性の高い患者さまの受け入れはしないため、精神的な負担は少なくなるメリットがあります。

転職コンサルタントの活用

転職の仕方がわからない、日々多忙で転職活動に時間を割けない、条件交渉が苦手など、キャリアや転職について悩みが出たときは、コンサルタントを活用すると良いでしょう。相談することで思考の整理ができたり、転職市場の鮮度が高い情報を得られたり、能力や希望する条件にマッチする求人を紹介してもらえたり、手厚いサービスが受けられます。

女性の生涯に必要不可欠な産婦人科医

女性の生涯に必要不可欠な産婦人科医

産婦人科は平均年収が高いうえに、女性の割合が多いことから女性にとって働きやすい診療科です。業務がハードなイメージは根強くあるものの、生殖医療や女性医学(女性ヘルスケア)など、何を専門としていくかによっては、仕事とプライベートのどちらも充実させられます。また、年収を大幅に上げるためには開業する手段もありますが、勤務先の地域や診療内容によっては勤務医のままでも転職で年収アップが叶うでしょう。

近年はライフスタイルの多様化により晩婚化が進み、不妊治療のニーズが高まっています。2022年4月からは一部の不妊治療で保険適用が開始されることもあり、さらに産婦人科医の活躍が期待されるでしょう。

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