「今の職場に不満はあるが、自分の経験・スキルが他院でどう評価されるかわからない」
「希望条件をすべて満たす求人が理想だが、なかなか見つからない。条件の優先順位を付けたいが、うまく整理できない」
転職を考え始めた際、このような悩みやモヤモヤを抱えている先生は少なくありません。理想のキャリアを描く上で「自己分析」は非常に重要ですが、日々の激務の中で自分自身の本質を客観的に捉えるのは難しいものです。一人で抱え込んだ結果、目先の条件だけで動いてしまい、転職後に後悔するケースも珍しくありません。
そこで本記事では、多くの先生や採用担当者と関わってきたドクタービジョンのコンサルタントが「医師が転職で活用できる自己分析の方法」を解説します。「自己分析で陥りがちな落とし穴」や「コンサルタントが実践している自己分析の方法」、「自己分析から判断する納得のいく職場選びのポイント」も紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
<この記事でわかること>
- 自己分析の具体的な方法
- 自己分析で陥りやすいミス
- 自己分析を深めるコンサルタントの視点
- 自己分析を深めたことによって転職に成功した事例

アドバイザー:R.O
2018年入社 担当エリア:関東
医師の転職における自己分析の具体的な方法

自己分析を行わずに転職活動を始めると、「なんとなく条件が良さそう」という印象だけで求人を選びやすくなります。その結果、入職後に「給与は上がったが、やりがいを感じられない」「労働環境は改善されたが、専門性が活かせない」という後悔するケースが生じかねません。
そうした事態を防ぐには、まず現状の棚卸しから始め、段階的に自分の希望条件・譲れないポイントを具体化していく流れが、自己分析の基本的な進め方です。
どのような自己分析があるのか、以下にわけて詳しく見ていきましょう。
- 自己分析の前に整理すべき「現状の棚卸し」
- Will・Can・Mustフレームワークの活用法
- SWOT分析で自分の強みと弱みを可視化
- 5W1Hで転職条件を具体化する方法
自己分析の前に整理すべき「現状の棚卸し」
自己分析を始める前に、まず現在の職場に対する不満や不安、違和感を言語化していきます。頭の中で漠然と感じているモヤモヤを書き出すことで、転職を考えるきっかけとなった本質的な問題が見えやすくなるためです。
難しい場合は、以下の問いに答える形で棚卸しをしてみてください。どのような現状なのかを整理しやすくなります。
- 今の職場で最もストレスを感じる場面はどこか
- 現在の不満は、今の職場で解決できる可能性があるか
- 転職を考えるようになった「決定的なきっかけ」は何か
- 逆に、今の職場で「続けたい」「残したい」と感じている部分はあるか
例えば「当直が多くて体力的に限界」という不満がある場合、「当直を減らすことを最優先にしたい」という軸が見えてきます。一方で、「当直は月1~2回なら許容できる。それよりも専門性を活かせる環境の方が重要」という気づきが生まれるかもしれません。
棚卸しの目的は、そうした現状の不満と本当に求めているものの間にズレがないかを確認することです。転職活動をスムーズに進めるためにも、自己分析の第一段階として取り組んでみましょう。

棚卸しの段階で注意すべきなのは、ご自身で書き出した不満を、そのまま「求人の希望条件」に直結させてしまうことです。
例えば、「当直が辛い」という不満を文字通り受け取って「当直なし」の求人を探すと、条件次第では年収が下がったり、選択肢が限られたりすることがあります。
しかし、私たちコンサルタントが深くヒアリングを行うと、実は「当直そのものが嫌」なのではなく、「専門外の急患対応でバックアップがなく、精神的なプレッシャーが辛い」「当直明けも通常通り夕方まで外来をこなさなければならない労働環境が辛い」という環境への不満が隠れていることがあります。
この場合の解決策は「当直なしのクリニックへの転職」ではなく、「当直明けの勤務免除が確約されている病院」や「複数名当直体制で各科の専門医にすぐ相談できる病院」への転職になる場合があります。
そのため、この段階ですぐに「当直なし」などの条件を決めつけるのではなく、まずはご自身の不満や感情を洗い出すという意識を持つことが大切です。
Will・Can・Mustフレームワークの活用法
Will・Can・Mustは、自己分析で広く活用されているフレームワークの一つです。医師の転職においても、この三つの視点を整理することで「今の職場で何が足りないか」「次の職場で何を優先するか」を明確にしやすくなります。
【例】

この際に重要なのが、「Can(できること)」と「Will(やりたいこと)」を混同しないことです。「内視鏡検査を長年やってきたから実績がある(Can)」としても、「次の職場でも内視鏡検査をやり続けたい(Will)」を意味するとは限りません。
「できること」は転職市場での強みになりますが、「やりたいこと」はキャリアの方向性を決める別の軸であることを意識しておきましょう。
SWOT分析で自分の強みと弱みを可視化
SWOT分析は、自分の強み(Strengths)・弱み(Weaknesses)・機会(Opportunity)・脅威(Threat)を整理するフレームワークです。転職活動においては、「強み」と「機会」を組み合わせることで、自分が有利に転職できる領域を見つけやすくなります。
【例】

強みと機会が重なる領域が、転職市場で最も評価されやすいポジションになります。例えば、「消化器内科専門医の内視鏡スキル(強み)×在宅医療での処置需要拡大(機会)」という組み合わせなら、訪問診療クリニックへの転職も有力な選択肢です。
5W1Hで転職条件を具体化する方法
ご自身の価値観や強みが整理できたら、最後はそれらを具体的な「求人探しの条件」へと落とし込んでいきます。転職条件を具体化するためには、「なんとなく当直を減らしたい」という曖昧な希望を、5W1H(What・Where・When・Who・Why・How)を使って言語化しておくことが重要です。以下を参考に、ご自身がどのような働き方を理想としているのかを洗い出してください。
【例】
| 5W1H | 具体例 |
|---|---|
| What(何を:何の条件を改善したいのか) |
・当直回数 ・年収 ・診療科 ・勤務形態 |
| Where(どこで:勤務地の範囲) |
・現住所から何分以内か ・転居の可否 |
| When(いつ:いつまでに実現したいのか) |
・転職の希望時期 ・現職の退職タイミング |
| Who(誰と:どんな人と働きたいのか) |
・一緒に働きたいチームの規模 ・雰囲気 ・指導体制 |
| Why(なぜ:なぜ転職したいのか) |
・転職を決意した理由 ・次の職場で実現したいこと |
| How(どのように:勤務形態) |
・常勤か非常勤か ・フルタイムか時短か |
例えば、「当直はなるべく少なくしたい」という希望なら、「当直は月0回が絶対条件。ただしオンコールのセカンドコール(電話指示のみ)であれば月3回まで対応可能」という形に具体化すると、求人との照合がしやすくなります。
医師が転職の自己分析で陥りがちな落とし穴

転職の際、自己分析には陥りがちなポイントがあります。自己分析を誤ったまま転職活動を進めると、入職後にミスマッチを起こしてしまうこともあります。以下の点に気を付けながら、自己分析を進めてください。
- 市場価値を過小評価してしまうケース
- 市場価値を過大評価して失敗するケース
- 目先の不満に囚われて本質を見失うケース
- 主観に偏った自己分析がミスマッチを招くケース
市場価値を過小評価してしまうケース
自己分析で陥りやすいものの一つに、市場価値を過小評価してしまうケースがあります。医師のコミュニティは狭いため、「医局内での評価=転職市場での価値」と混同してしまうのです。
特に過小評価のパターンとして多いのが、「まだ専門医資格を持っていないから」「医局の指示に従ってきただけで、大した手技はできないから」というケースです。
実際には、「当直を嫌がらずにこなせる体力」「特定の領域だけでなく、一般内科の初診を幅広く診られる能力」「どの提携病院に患者さまを紹介すべきかの判断力」といったジェネラリストとしての能力は、地域包括ケア病棟や慢性期病院等で高く評価されるものの一つです。
他にも、医局での年収相場を基準に希望年収を低く見積もりすぎてしまうケースもあるため、転職市場の実態と照らし合わせて客観的な視点で評価するよう心がけましょう。
市場価値を過大評価して失敗するケース
自己分析をしていると、過大評価してしまうパターンも存在します。特に注意したいのが「前職での実績や肩書きがそのまま評価されるとは限らない」という点です。
例えば、「大学病院で部長を務めていた」「論文が評価されて講師になった」という実績は、確かに重要なキャリアです。一方で、市中病院や民間クリニック(特に経営重視の医療機関)では「いかに効率よく外来を回し、コメディカルと円滑に連携できるか(=集患と売上への貢献)」が評価の軸となることも少なくありません。
そのため、「自分のスキルと実績があれば、どこでも好条件で迎えてもらえる」という前提で転職活動を進めると、採用結果や条件提示に予想外のギャップが生じやすくなります。
転職先が求める「即戦力」の定義が、自分のキャリアと合致しているかどうかを、応募前に確認しておくようにすると過大評価を防げるでしょう。

市場価値の過大・過小評価は、どちらも転職活動を一人で進めることで起きやすいものです。自分の市場価値を客観的に把握するためには、実際の成約事例や求人データを持つ専門家に確認してもらう方法が有効です。「同じような専門性・年齢の医師が、今の市況でどのような年収・ポジションで迎えられているか」を知ることが、交渉のテーブルにつくために有効な自己分析となるでしょう。
目先の不満に囚われて本質を見失うケース
日々の過重労働で強いストレスがかかっている状態で自己分析を行うと、「当直がない」「人間関係のストレスがない」といった「今の職場のマイナス要素がないこと」だけが、転職の絶対条件になりがちです。
その結果、本来ご自身が医師として大切にしたかった「医療の質へのこだわり」や「患者さまとの関わり方」といったポジティブな軸が、思考から抜け落ちかねません。
マイナスをゼロにするだけの条件で求人を絞り込むと、入職直後こそ安堵感を得られますが、数ヶ月経つと「働き続ける意義を見出しにくい」という新たな虚無感を生み出し、早期離職につながる可能性があります。目先の不満を排除することに囚われず、一度立ち止まって「不満が解消された後、自分はどう働きたいのか」という本質を見つめ直してみてください。
主観に偏った自己分析がミスマッチを招くケース
主観に偏った自己分析をしてしまった結果、入職後にミスマッチを起こすケースもあります。特に、「Can(できること)」を「Will(やりたいこと)」と勘違いすると陥りやすい落とし穴です。
例えば、「消化器内科で内視鏡検査を長年やっているため、問題なくできる(Can)」という事実から、「次の職場でも内視鏡の件数を積める環境に行きたい(Will)」と思い込んでしまうケースが該当します。
このような「できることの延長線上でしか求人を探せない」という状態になると、本質的なキャリアチェンジの機会を逃しやすくなります。中には、「一般内科の経験がないから内科外来はやらない」と決めつけてしまうケースもあります。このような状態になると、ご自身のキャリアパスを狭めてしまうことがあります。
自分では気づきにくい、こうした思い込みを解消するためにも、転職コンサルタントを通じた第三者からの視点は非常に有用です。ご自身のキャリアを客観的に分析するためにも、ご相談いただくことをおすすめします。
医師が転職で自己分析を深めるコンサルタントの視点

先生が転職で自己分析を深めるには、転職コンサルタントなどの第三者の視点が有用です。自身の市場価値を過小・過大評価をしないためにも、客観的な分析ができる存在は転職活動で強い味方になってくれます。
ここからは、自己分析においてドクタービジョンのコンサルタントがどのような視点で考えているのかを、以下の四つのテーマにわけて詳しく解説します。
- コンサルタントが潜在的な強みを引き出す方法
- 対話から本当の価値観を整理するプロセス
- 「辞めたい」というネガティブ動機を希望条件へ昇華する
- 本当に優先すべき勤務条件をクリアにする方法
コンサルタントが潜在的な強みを引き出す方法
ドクタービジョンのコンサルタントが自己分析のサポートとして実施しているのが、「先生が当たり前だと思っていること」の中から強みを発掘する対話です。先生ご自身が気づかれていないことが多い潜在的な強みを、質問を通じて言語化していきます。
例えば、「日頃対応している診察件数・内容について、どう感じているか」という質問に対して、以下の回答があったとします。それぞれどのような強みがあるのか見てみましょう。
回答A:収益を出すには必要な件数だと思っている
回答B:大学と地域の医療機関との連携を図るために必要な件数だと思っている
回答Aの場合、コスト・経営意識を持てているという点が、分院長候補やクリニック転職の際等のアピール材料になります。一方、回答Bの場合、地域医療全体を見渡す意識の高さが、地域包括ケアを推進する病院等でアピールできるでしょう。
このように、同じ「診察件数をこなす」という行動でも、その背後にある考え方に先生独自の強みが潜んでいます。
対話から本当の価値観を整理するプロセス
ドクタービジョンでは、先生との対話から本当の価値観を整理するプロセスを重要にしています。例えば、「もし年収も勤務地も全く同じで、AとBの求人があったら、直感でどちらに行きたいか」という問いをします。
回答A:激務だが最先端の症例が積める
回答B:ゆったりで定時退勤だがルーティン業務中心
AとBの回答を通じて、先生が本当に何を優先しているかが明確になります。特に、「給与や勤務地という条件を一度外した状態で選ぶ」という問いは、普段の思考から切り離した純粋な価値観を引き出すことにつながります。
その他、日々の業務のスケジュールや働き方を聞く中で、「やりがいに感じていること」と「負荷に感じていること」の切り分けもしています。例えば、「1日40~50人ほど診察していて大変」という会話を深掘りし、それが「やりがいだと感じているのか」「次の職場では継続したくないのか」を整理するといった形です。
ドクタービジョンでは、こうした質問を通じて、先生が持っている本当の価値観の輪郭を明確にしていきます。

潜在的な強みにおいて、トラブル対応や若手指導のエピソードを深掘りする中で、先生ご自身が「当たり前」だと思っていた対応が、転職市場では「高く評価されるスキル」だったケースは珍しくありません。「自分には特別なスキルがない」と感じている先生ほど、対話の中で意外な強みが発掘されるケースが少なくありません。お一人での自己分析に限界を感じたら、ぜひコンサルタントとの対話を活用してみてください。
「辞めたい」というネガティブ動機を希望条件へ昇華する
ドクタービジョンでは、コンサルタントが先生の「今の病院を辞めたい」というネガティブな動機を、次の職場選びの基準となる前向きな自己分析へと昇華させるアドバイスも行っております。
Step1.不満を吐き出し「裏返しの欲求を見つける」
まずはネガティブな動機に繋がる不満を洗い出し、裏返しの欲求を見つけます。例えば、以下のような形です。
| ネガティブな不満 | 翻訳したポジティブな欲求(軸) |
|---|---|
| 当直が多すぎて体が持たない | パフォーマンスを維持できる、健康的な労働環境 |
| 先輩医師が多く、やりたい手術が回ってこない | 若手・中堅にも裁量権があり症例が積める環境 |
| 経営陣が数字ばかりを重視し、医療の質が低いと感じる | 患者ファーストの理念があり医療の質に投資する環境 |
ネガティブな動機であっても、このようにポジティブな欲求へ翻訳することができます。まずは不満をすべて整理して、ご自身がどのような欲求を持っているのかを把握するところから始めていただきます。
Step2.「譲れない点」と「妥協できる点」の境界線を引く
不満を吐き出した後は、「譲れない点」と「妥協できる点」がどこにあるのかを可視化していきます。
例えば、「当直はなるべく少ない方がいい」という曖昧な希望のまま進めると、「月1回の当直がある職場に転職したが、入職後にやはりキツかった」という後悔につながりかねません。
そうではなく、「当直なしが絶対条件。ただしオンコールのセカンドコール(電話指示のみ)であれば月3回まで対応可能」という形で、数値・言語化しておくと後悔の少ない転職に繋がりやすくなります。ご自身の体力や価値観と向き合い、「絶対に譲れないライン」を明確にしていただきます。
Step3.今回の転職の「最優先事項」を1つだけ決める
すべての条件を満たす職場が理想ですが、残念ながら見つけられないケースも多く存在します。もしあったとしても、地域や人気条件によっては応募が集中し、採用までのハードルが高くなる場合もあるでしょう。
そのため、「他の条件が多少足りなくても、この一点さえ満たせば転職は成功と言える項目は何か」を決めておきましょう。
「年収を上げたいのか」「家族との時間を確保したいのか」「新しい専門性を身につけたいのか」という軸が決まっていれば、転職活動全体の判断基準が明確になります。複数の内定を得た際にも、迷わず判断できるようになるはずです。
本当に優先すべき勤務条件をクリアにする方法
勤務条件の優先順位をクリアにするためには、「今の自分が何を最も重視しているか」に加えて「5年後・10年後にどうなっていたいか」という視点で考えることが重要です。ただし、ライフステージによって、優先条件は変わるものでもあります。
例えば、育児中の先生の場合は「勤務日数の柔軟性」を重視することもありますし、キャリアアップを目指す先生の場合は「症例数の確保」や「専門医資格の更新要件を満たせる環境」を重視することもあるでしょう。
こうした点から、「今の条件」だけでなく「この職場で何年働けるか」という長期的な視点を持つことが大切です。
自己分析を深く行ったことで転職に成功した事例

コンサルタントとの対話を通して自己分析を深く行ったことで、当初は予想していなかった診療科や働き方で転職された先生の事例をご紹介します。
事例1:整形外科医が専門性を活かした訪問診療へ転換したケース
30代の整形外科医のA先生は、「患者さまやご家族と会話をしながら治療を進めたい」という価値観をお持ちで、当初から訪問診療への転換を希望されていました。
そこでコンサルタントは「整形外科の専門性を継続しながら訪問診療に転換する」という方向性をご提案し、整形外科のニーズがある訪問診療クリニックへの転職が実現しました。先生ご本人は「キャリアチェンジをしながらも、これまで培ってきた専門性を活かせる方法があるとは思っていなかった」と驚かれていました。
事例2:腎臓内科医がスキルを活かして在宅医療へ転換したケース
50代の腎臓内科のB先生は、「医師としてできることを広げたい」「地域から求められる医師でありたい」という価値観を持っておられました。
そこで、コンサルタントは「これからの日本医療で重要視される在宅医療」をご提案。透析管理の経験は在宅での患者さまの全身管理や慢性疾患への対応という形で活かせるため、「自分のスキルを活かしながら、新たな領域へ挑戦できる」という気づきから在宅医療へ興味を持たれ、転職が実現しました。
事例3:非常勤希望から社会保険付き常勤へ転換した女性医師の事例
C先生は当初、「時短勤務をしたいので非常勤での勤務を希望する」という条件でご相談に来られました。しかし、コンサルタントとの対話の中で「長く安定して働き続けたい」「育児と仕事を無理なく両立したい」という本質的な価値観が見えてきました。
そこで、コンサルタントから「社会保険に加入できる常勤勤務先」をご提案。「非常勤でなくても、常勤かつ時短勤務という形で理想の働き方は実現できる」という視点をコンサルタントが提示し、仕事と育児の両立が叶う職場への転職が実現しました。
※プライバシー保護のため、個人が特定されないよう内容を一部変更しています。

3つの事例に共通しているのが、「表面的な条件の整理」で終わらず、「医師ご自身が抱いていた思い込みを外し、これまでのキャリアと理想の働き方を掛け合わせることができた点」にあります。
例えば、事例1のA先生や事例2のB先生のように、「新しい領域へ行くなら、これまでの専門性は継続できない」と捉えられている場合もあります。しかし、採用側のニーズをうまく捉えることができれば、「整形外科スキル×訪問診療」「透析管理スキル×在宅での全身管理」といったように、これまで培ってきた専門性を活かしながら、新しい領域に挑戦できる方法も存在します。過去のキャリアの掛け合わせ次第で、転職市場で高く評価される強力な武器に変換できるケースもあります。
また、事例3のC先生のように「時短で働くなら非常勤しかない」と最初から選択肢を狭めてしまうのも、お一人で自己分析をする際によくある注意点です。
「自分が本当に望む働き方は、今のスキルをどう変換すれば叶うのか」を見極めるためには、ご自身の内面を見つめるだけでなく、市場動向を知る視点が重要です。転職をご検討の先生は、まずは私たちコンサルタントまでお気軽にご相談ください。
自己分析を深めて後悔しない転職をしよう

医師の転職において、自己分析は「転職活動の地図を作る作業」とも言えます。自分の強みや価値観、譲れない条件が明確になることで求人選びの精度が上がり、複数の内定を得た際にも迷わず判断しやすくなります。
一方で、自己分析は一人では限界がある作業です。市場価値の過大・過小評価だけでなく、思い込みによるキャリアパスの縮小、ネガティブ動機だけの分析など、独力では気づきにくい部分が多々あります。そのため、コンサルタントなど第三者との対話を通じて、自己分析を深めていく方法が効果的でしょう。
ドクタービジョンでは、医師の転職における自己分析のサポートから求人紹介・条件交渉まで、一貫してお手伝いしています。まずはお気軽にご連絡ください。
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