ドクタービジョンでは
女性医師の“私らしく働く”
を応援します
医師としてのキャリアを築いていきたいと考える一方で、
結婚・出産などのライフイベントを機に、
働き続けられるか悩む女性医師も少なくなく、課題が浮き彫りになっています。
ドクタービジョンでは女性医師がより“私らしい”働き方を実現できるよう、
長期的なキャリア形成の支援を目的に様々な情報を提供しています。
ドクタービジョンを利用した
女性医師の就業者が増えています
ドクタービジョンを利用して就業された女性医師の人数は毎年増加傾向にあり、2024年度には全体の就業決定数のうち約36%が女性医師という結果となりました。
またドクタービジョンでは、それぞれの先生のライフスタイルやキャリアビジョンに合わせた多様な雇用形態での就業を実現し、よりよい働き方の提案ができるよう、医師・医療機関双方への情報提供にも注力しています。
女性医師の現状
2022年時点では約34万人の医師のうち女性医師は約8万人と全体の約23.6%を占めています。2000年時点での女性医師人数3.4万人と比べると、2倍以上に増加しています。しかし、諸外国の女性医師比率は、アメリカが38.0%、ドイツが48.0%となり、依然として日本の女性医師比率は低い状況といえます。
- ※厚生労働省の「令和4年(2022年)医師・歯科医師・薬剤師統計の概況」
- ※厚生労働省の「平成12年(2000年)医師・歯科医師・薬剤師調査の概況」
- ※OECD Health Data2021
女性医師が抱える悩み
-
仕事復帰をしたい
-
医師として
働き続けるか… -
プライベートの
時間を確保したい -
専門医取得の
タイミング -
将来の働き方
について
まだ転職予定でない方も、
ご相談のみ歓迎!
お気軽にご相談ください。
事例紹介
総合内科
30代半ば
現在、0歳と1歳2人を子育て中。育児に専念していたが、ご主人の都合で東京へ転居。
医師としてのキャリアをリスタートするために職探しを開始し、健診クリニックにて勤務。
周囲の理解と協力を得ながら仕事(キャリア)と育児を両立させている。
- Before
-
- 雇用形態:
- 離職(育児に専念)
- 困っていたこと:
- 出産、育児により4年ほどブランクがあり、医師としてのキャリアが止まっており、再開したいが、育児との両立をどうするのか悩んでいた。
- After
-
- 雇用形態:
- 常勤
- 施設種別:
- 健診クリニック
- 労働時間(残業時間):
- 8:30~16:30(残業なし)
- 勤務日数、休日:
- 平日週4日
- 叶えられたこと:
- 医師として働きながら、育児をする時間もしっかり確保できたこと。
- 2人の育児と仕事を両立できるようになり、医師のキャリアをリスタートできたこと。
二人の育児に奮闘する日々。仕事をする時間が取れず、気づけば4年が経ってしまった。医師として復職できるのだろうかと悩む日々。
- 略歴
- 大学卒業後、民間病院で勤務。第一子出産後、離職。現在第二子も生まれ育児に専念。
- 働き方
- 育児に没頭し働く時間を確保できず、4年が経過。
- 転職のきっかけ、理由
- ご主人のご都合で東京への転居をきっかけに本格的に仕事復帰を模索も、育児で手一杯のため、なかなか行動に移せず。その中で転職支援サービスへ登録。復職・キャリアについて相談。
- 転職を考えた際に希望した条件
- 子どもの保育園送迎のため自宅より片道30分以内
- 育児による突発的なお休みに対して理解があり、また休める体制があること
- 4年ほどブランクがある中、読影など業務においてフォロー体制があること
- 家族構成
- 夫(医師)、0歳と1歳の子の4人家族
育児について周囲の理解、協力を得ながら健診医としてキャリアをリスタートすることができた。
- 働き方
- 健診クリニックに常勤医として入職。子どもの保育園送迎に間に合う働き方が実現する
- 突発的な休みについても同じような境遇の医師やスタッフの協力を得られる
- また経験豊富な医師が在籍しており、再度学びながらキャリアをリスタートしている
- 転職を決意した決め手
-
- 常勤医として復職する上で重視していた「通勤圏内であること」「育児による突発的な休みに理解があること」「ブランクに対するフォローがあること」の3つのポイントが叶うクリニックであった
- 育児との両立が叶い、医師としてのキャリアをソフトランディングすることができる
- ベビーシッター制度を利用する際にも法人より一部負担(支給)があること
- 実現したこと
- 育児との両立、キャリアのリスタート
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麻酔科
20代後半
大学卒業後、そのまま医局に所属して麻酔科医として研鑽を積んできた。残業やオンコールも多くハードな働き方を続けていたが、体調を崩してしまい、一旦離職。約1年のブランクを経て現在は麻酔科専門医取得可能な民間病院へ復職し、キャリア再形成に向けてリスタートしている。
- Before
-
- 雇用形態:
- 常勤
- 施設種別:
- 大学病院(医局所属)
- 労働時間(残業時間)
- 8:30~17:30(残業あり)
- 勤務日数、休日:
- 週5日・オンコール月4~5回
- 困っていたこと:
- 週5日勤務、夜間オンコール当番も医局の人員の都合で負担が増えている。また、時間外業務も多く、体力も限界で体調を崩してしまった。体力は戻りつつあるが、専門医取得前に離職してしまい、キャリアが中断してしまっている。1年のブランクがありキャリアをリスタートできるのか不安。
- After
-
- 雇用形態:
- 常勤
- 施設種別:
- 民間の総合病院
- 労働時間(残業時間):
- 9:00~17:00(残業はほぼなし)
- 勤務日数、休日:
- 平日週4日、当面オンコール無、土日祝休み
- 叶えられたこと:
- 働き方が大きく改善されたことで体力の心配なくオペ麻酔の症例を積める
- 麻酔科専門医取得可能な病院であり、専門医取得も可能
大学病院で勤務していたが、身体的な負担が大きく、限界を迎えて退職。退職して1年間ブランクが空いてしまい、キャリアのリスタートできるか不安。
- 略歴
- 大学卒業後、同大学病院で勤務。
- 働き方
- 週5日勤務で勤務が夜遅くになることもある。夜間オンコールも月4~5回と年々増加しており、身体的な負担となっている。また、結婚したばかりだがプライベートの時間がとれない。
- 転職のきっかけ、理由
- ハードな働き方が続いて体調を崩してしまい、そのまま退職。
1年の離職期間を経て、体力も回復してきたので、復職したい。
- 転職を考えた際に希望した条件
- 週4日勤務からスタートしたい
- 当面は夜間オンコールなしにしたいが、今後体調に合わせて対応したい
- 麻酔科専門医取得可能な民間病院に入職したい
- 家族構成
- 夫と2人家族
週4日勤務、時間外勤務もほとんどなく、当面はオンコールも免除された働き方のため、体調に無理なく復職できた。また専門医取得も可能。
- 働き方
- 平日のみ週4日勤務・当面オンコールなしの常勤医として入職。時間外勤務もほとんどない。体調に無理のない働き方でリスタート
- 転職を決意した決め手
- 体調を崩して1年間離職していたが、理解してもらい、当面は週4日・オンコールなしの働き方を認めてくれた。また麻酔科専門医が取得可能なこと。
- 実現したこと
- ハードな働き方により一時離職しキャリアは中断したが、麻酔科医として再出発。離職に至った事情も考慮され、体調に無理のない働き方で新たな医師人生をスタートできている。
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循環器内科
30代
現在2人の子育て中。第二子出産をきっかけに非常勤として勤務。業務負担の少ない老健・健診などをメインに勤務していたが、やりがいを感じられず訪問診療クリニックへ転職。自身の専門も活かしながら子どもと向き合う時間を確保できている。
- Before
-
- 雇用形態:
- 非常勤
- 施設種別:
- 老健・健診
- 労働時間(残業時間)
- 9時~17時(残業なし)
- 勤務日数、休日:
- 週3日
- 困っていたこと:
- 業務負担の少ない勤務を希望し老健や健診で勤務していたが、やりがいを感じられず自身のキャリアに悩んでいた。
- After
-
- 雇用形態:
- 非常勤
- 施設種別:
- 訪問診療クリニック
- 労働時間(残業時間):
- 9時~17時(残業なし)
- 勤務日数、休日:
- 週2日
- 叶えられたこと:
- 主治医として患者さま対応することでやりがいを感じられるようになり、訪問診療という新たなキャリアを見つけることができた。
仕事と育児の両立に疲れ業務負担の少ない勤務をしていたが、やりがいを感じられず今後のキャリアが不安に…。
- 略歴
- 大学卒業後、医局派遣で勤務。第二子出産をきっかけに医局を退局。
- 働き方
- 多忙だった医局での勤務に疲れ、子育てとの両立を考えて老健や健診クリニックへ非常勤医として入職。
- 転職のきっかけ、理由
- 老健や健診の非常勤勤務ではやりがいを感じられずにいた。今後のキャリアに悩んでおり、コンサルタントへ相談することに。
- 転職を考えた際に希望した条件
- 自宅から30分以内での通勤距離
- 残業なし、当直なし
- 小学生になったばかりの子どもの環境の変化や勉強などのフォローができるようにしたい
- 家族構成
- 夫、未就学児1人と小学生の子ども1人の4人家族
訪問診療という新たなキャリアをみつけることができ、仕事が楽しくやりがいを感じている。
- 働き方
- 訪問診療クリニックに入職。残業やOCもなく、メリハリがある職場。急な欠勤にも対応できる人員が揃っており、子育て中の医師が多く在籍しているためお互い様という雰囲気もあり働きやすい。
- 転職を決意した決め手
- 自宅から近いこと
- 子育て中の女性医師が多いためサポートが手厚く、相談しやすい環境が整っていたこと
- 様々な科目の先生が活躍されており、チャットで気軽に相談し合える点が心強かったこと
- 実現したこと
- 今後のキャリアに悩んでいたが、訪問診療という新たなキャリアを見つけることができた。主治医として患者さまを担当することで、やりがいを感じており専門性も発揮することができている。子どもとの時間も充分に確保でき、メリハリのある勤務ができている。
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