給与 2019.10.01

医師の高給与求人にありがちな落とし穴

医師の高給与求人にありがちな落とし穴

医師の給与は医師としてのスキルや経験だけではなく、勤務地や診療科、働く病院によって大きく異なります。同じ地域でも、病院によっては給与が100万から数百万ほど異なることもありますし、同じ病院の中でも診療科によって大きく給与が異なることもあります。働くなら給与が高い病院がよいというのは当然の思いですが、高給与求人にありがちな落とし穴には気を付けなければいけません。

1:勤務地をよく確認すること

日本では全国的に医師不足の傾向にあります。都市部では医師数が充足していることが多いですが、地方の病院では医師が足りておらず、高額のアルバイト料を支払って日々の診療をこなしているところもあります。医師のアルバイト料は高額になるため、医師が足りていない病院では常勤医を求めることも当然と言えるでしょう。

求人サイトなどで高給与求人を見つけたときは、勤務地を確認することが重要になります。例えば東京に住んでいる医師が通勤圏内である他県で高給与の求人を見つけたとしても、実際のアクセスが非常に悪く通勤が重い負担になってしまう可能性も考えられます。

地方や交通の便が悪い病院は、常勤医としての給与が高くなる傾向にあります。地方で暮らしていくのでも構わない、多少の通勤時間をかけてでも年収を高めたいという人にはおすすめできますが、都市部で暮らしつつワークライフバランスも充実させたいという人にはおすすめできません。

2:実際の労働環境はどうなっているか

医師が入職・退職を繰り返して人が定着しない病院は、ある程度の人件費をかけてでも医師を採用しようとします。そのため提示される給与は高くなるでしょう。しかし実際の労働環境がどうなっているか、しっかり把握することが必要です。医師が足りていらず、激務をこなしていることが理由で医師の入職退職を繰り返しているならば、労働環境としては劣悪な状態であると言わざるを得ません。提示された勤務時間が9-17時の平均的なものだとしても、実際は残業が深夜まで続いたり、当直やオンコールを月に何度も担当させられる可能性もあります。

医師は激務な職業ですが、心身の健康を壊すほどの激務を受け入れる必要はありません。もちろん、朝から晩までガツガツと働きたい人もいるでしょうが、ワークライフバランスを充実させつつ働きたいという人が大半のはずです。労働環境を事前に確認することも、高給与求人の落とし穴にはまらないためには重要です。

3:自由診療の診療科には注意が必要

美容外科、美容皮膚科は、医師の中でも平均年収が高い診療科です。自由診療のため、価格設定を病院側で行うことができるため病院としての売上も高くなり、その分医師に還元されます。未経験でもチャレンジすることができ、昇進を繰り返して院長職になると、年収は数千万から一億と莫大な金額になります。報酬の高さから美容系のクリニックに入職をすることを志す医師もいると思いますが、自由診療は保険診療と違って特徴があるため、注意が必要です。

まず、自由診療の診療科は営利を追求する側面が多いため、医師が患者に対してある程度の営業をかける必要があります。例えばシミに悩んでいる患者が訪れた際はレーザーによる治療を勧めたり、医療用の美白剤の処方を出したりなどです。ありていに言えば商売っ気が強くなるため、向き不向きが現れます。責任のある立場になればなるほど、ノルマを設定させられることもあるため、常に売り上げが気になるようになってしまいます。

また、医師としてのキャリアが美容診療方面に固定されてしまうのもデメリットの一つです。今後、日本音医療がどのようになるかは誰にも分かりません。極論すれば美容系の診療は生きていくために必要ではないため、不況になればそのあおりを受けます。美容診療をやめたときに、他の診療科に転職するのが難しくなる可能性もあることには注意しましょう。

4:落とし穴にはまらないためにはどのような点に気を付ければいいのか

自分一人の力で転職をしようとする病院の実際の状況が分からず、思わぬ落とし穴にはまってしまうことがあります。落とし穴にはまらないためには、転職エージェントを利用するのがよい方法と言えるでしょう。しっかりと自分の要望を伝えれば転職エージェントは条件に合致した求人を紹介してくれます。

あまりにも高額な求人を条件として設定すると、なぜ高額になっているかということも教えてくれるはずです。医師は転職の多い職業なので、転職エージェントとしても次回、次々回の医師転職を手伝いたいと思うはずです。医師の要望を邪険にすることはまずないので、一度相談してみるようにしましょう。

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