転職 2020.03.24

訪問診療に関わるメリットは?意義や働き方をチェック

訪問診療に関わるメリットは?意義や働き方をチェック

医師の求人に増えている、「訪問診療」。これから、少子高齢化が極端に進むとされる日本では、訪問診療が医療の中核になるとも言われています。それでは、医師が訪問診療に関わるメリットとは何でしょうか?概要と合わせてご説明していきます。

日本の現状と疾患の傾向とは

2025年、第一次ベビーブームで生まれた団塊の世代が、一挙に75歳以上の後期高齢者に達します。これにより介護や医療などの社会保障を根本から変革することが求められているのです。また、2025年には65歳以上の人口は約3,600万人と、人口の約30%になると見込まれており、必要となる医療も現代とは大きく異なることが予測されています。
さらに、大きな問題が、一人暮らしや高齢者夫婦のみの世帯が増えること。現在、高齢者による自動車事故が問題になっていますが、高齢者人口が増えるにつれてこの問題はますます大きくなるでしょう。とは言え、自動車以外に交通手段を持たない世帯も多く、病院への足が遠のいてしまう恐れがあります。
高齢者には慢性疾患に悩む方が多く、定期的な診察が必要です。しかし、通院が叶わずに慢性疾患が悪化し、急性期疾患が発症してしまうと、より多くの医療費がかかることになります。訪問診療は高齢者の健康とQOLを守り、増大する医療費を抑制するために必要になる診療方式なのです。

そもそも、「訪問診療」とは何か

訪問診療とよく似たものに往診があります。いずれも、医師が患者様宅に出向き、診療を施すサービスです。この2つの違いについてご説明します。
往診とは、基本的に予定外に行うものです。例えば、来院予定の患者様が高熱などで身動きが取れないため医師が出向くなど。その性質上、突発的な症状を見ることが多くあります。対して、訪問診療とは事前に予定されていたもの。例えば、糖尿病で定期的な診察が必要だが、来院が困難なため医師が出向くなど。このような形が訪問診療となります。

訪問診療に関わる医師の働き方

訪問診療医は、活躍の場が病院の外になります。まずは、ミーティングを行い、看護師やケアマネージャーと訪問するのが一般的です。一軒一軒に時間が掛かるため、1日に回れるのは5-10件でしょう。ちなみに、個人宅を回ることもあれば、老健などの施設を回ることもあります。基本的に残業は発生しないため、ワークライフバランスは取りやすいと言えるでしょう。
まだまだメジャーな診療科ではありませんが、今後その存在感はますます増していくと考えられています。医師としての幅を広げるのにこれから向いている働き方と言えるでしょう。

診療に関わることのメリットは?

最後に、訪問診療に関わるメリットの中でも、特に知っておくべきものについてご紹介します。ぜひ、今後のキャリアの参考にしてください。

1.転職時に可能性が広がる

大きな病院では、訪問診療専用の科をつくるなど、これから伸びていくことが考えられる診療科です。訪問診療の知見があれば、転職時に可能性が広がりますし、より良いポジションを得られるチャンスに恵まれるでしょう。将来を見据えてキャリアを考えるのであれば、おすすめの診療科と言えます。

2.今後、給与が高まる可能性が高い

訪問診療の場合、医師が患者様宅に出向きます。その分、外来の診察よりも医療点数が高いことが特徴です。これから訪問診療を利用する高齢者は増えていくと見込まれています。医療点数の高い訪問診療に携わる医師は、病院の経営に貢献するとしより高い条件を提示される可能性が高くなるでしょう。

3.開業したときに有利になる

開業をお考えの方は、訪問診療の知見や経験を得ておくと良いでしょう。高齢者人口が増えることで訪問診療のチャンスは広がることが見込まれます。また、診療点数も高いですし、地方であれば需要はより高いことから、開業時には絶好のアピールポイントとなるでしょう。

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